フリーランス仕事

開業前にチェック!フリーランスになる前に必要な事前準備リスト

近年、インターネット環境の向上や、クラウドサービスの浸透により、時間や場所にとらわれないフリーランスという働き方は広く注目されるようになり、年々増加傾向にあると言われています。

フリーランスとは、会社や組織に所属することなく、個人で仕事を請け負う働き方のことを指します。
個人事業主との違いは細かな点を挙げれば色々ありますが、一言で言えば「開業届けを出したかどうか」という点。
これは税務上の区分の違いです。

今回は、実際に私がフリーランスになる前に準備したこと・やっておけばよかったことをまとめました。

少しでも参考になりますように。

フリーランスになる前に準備したこと

制作環境の整備

パソコンやグラフィックソフト、スキャナーやプリンター、バックアップ用の外付けハードディスクなど、仕事をする上で最低限必要なもの。
私の場合、完全在宅での作業なので、自宅に環境を整備しました。

手続きの下調べ

開業届けは項目を埋めていくだけで開業書類が完成できるfreeeから作成し、提出しました。
提出時に必要な書類なども教えてくれて、こういう事が苦手すぎる私でも簡単にできたので、本当にオススメです。

▼こちらから
個人事業の開業届が簡単・正確 | freee開業

他にも年金・健康保険等、様々な手続きが必要となります。
自治体や各市町村によって異なる事もあるので、事前にしっかりと調べておきましょう。

ビジネスツール

仕事で使う用のクレジットカードは、個人事業主になってからだと審査が厳しいので、会社員のうちに作っておいた方がいいです。

事業内容やフロー案内等の説明資料があれば仕事がスムーズに進みます。
制作に十分時間を使えるように、必要なツールは予め揃えておくことが大切。
後からだと業務に追われて後回しになってしまい、非効率になってしまうことも…。
私もまだまだ必要なものがたくさんあります。

【事前に準備したもの】
屋号・クレジットカード・印鑑・通帳・見積書・請求書・納品書・領収書

【後から準備したもの】
角印・住所印

準備しておけばよかったもの

契約書

契約書はフリーランスを守ってくれる大切なもの。
本当に作っておけばよかったと思う場面がたくさんありました。
信頼度も違ってきます。
でも、作るには時間も労力もかかります。
フリーランスで日々の仕事をこなしつつはとっても大変。

弁護士さんに見てもらい、しっかりしたものを一度作っておけば、ほぼ一生ものとなります。
産休中に作るので、出来上がったら参考見本としてUPできればと思います。

ポートフォリオサイト

ポートフォリオとは、今までに携わった制作実績を集めた作品集のこと。

デザイナーは、成果物に対して報酬をもらう職種なので、営業するにあたってポートフォリオは必須。
特に紙媒体を扱うグラフィックデザイナーは、実際の商品をみてみたいというクライアントが多く、実際の商品をファイルに入れて持ち歩いています。

今は、クライアントによって最適な構成にしたり、持参するものをなるべく少なくしていますが、サイトから見たいジャンルを見てもらい、実際手にとって見たいものを厳選してもらう方法が効率的かつスマート。
グラフィックデザイナーにとって、実際の商品とサイト、両方必要になってきます。

私の場合、以前インハウスデザイナーとして勤めていた企業の制作実績は公開できないということもあり、実際に載せられる実績が少なく、フリーランスで活動を始めてからのサイト制作となりましたが、実際に活動しながらのサイト作成は大変でした。
事前に準備しておくに越したことはありません。

決めておいた方がいいこと

仕事の獲得方法

収入源を確保することは最も重要な事。
仕事はどのように獲得していくか、しっかりと考えておかなければなりません。

私はありがたいことにご紹介からご依頼をいただける事が1番多いです。
人との繋がりは本当に大切です。
あとは、SNSからのご依頼も多数いただいています。
クラウドサービスも利用するつもりで登録だけはしてあるものの、今のところ利用する余裕も無く、コンスタントに受注できています。(私が容量悪いせいもありますが。)

フリーランスで活動するには、SNSでの発信を通じて、自分のファンを作る事は本当に大事なんだな、と実感しています。
自社のホームページやブログ開設もお勧めです。
実績よりも営業の多い投稿はクライアントにも見抜かれてしまいます。
活動内容の発信方法は間違えないようにしましょう。

時間と休み

私の生活スタイルは子供中心です。
必然的に、9時〜16時が稼働時間です。
でも、子供が居る居ないに関係なく、リズムを作る事は大事。

リズムは人それぞれなので、「集中しすぎて気付いたらお迎えの時間!」とか「ブログを書くのは夜中の方が捗る!」とか「休憩を挟むと集中力がきれる!」とか、本当に凄くよくわかります。
でも、不規則と働きすぎは良くない。
フリーランスだからといって、1日中働き詰めは絶対に身体または心を壊します。
積み重なっていきます。

昼夜逆転したら死ぬ思いします。
休みはしっかり休んでこそ、いい仕事が出来ます。
仕事のための休み。


▼こちらも参考に
フリーランスグラフィックデザイナー兼主婦の1日のスケジュールと集中する方法

価格設定

最初は駆け出しだから…と、価格を抑えて受注してしまう事が1番やってはいけないスタイル。
その値段でやってくれる人がいると話が巡るのは早いです。
技術より値段で見られます。
技術で見てもらえないのなら、デザイナーである必要はないです。
他のデザイナーさんにも失礼です。
とにかく細かく決めた方がいいです。

フリーランスでグラフィックデザイナーとして活動していく中での業務は、チラシひとつ作るにしてもこのような作業があります。

・ヒアリング
・リサーチ
・ラフ案作成
・提案、照らし合わせ
・素材集め
・素材のトリミングなど加工作業
・文章の言い回しなどのライティング作業
・制作
・修正に応じた全体のバランスチェック
・最適な印刷業者の選定
・見積、請求、納品書などの事務作業
・印刷に適したデータへ落とし込む作業
・商品のお届け、領収書の発行
・データや書類の整理

これでもざっくりな一連の流れです。
キラキラしている部分はほんの一部。
実際は準備や事務作業等、中の細かい作業はとても多くて時間もかかります。
だからこその対価をプライドを持ち、しっかりと定めましょう。

仕事場所

誘惑が多かったり、集中力が欠けたり、邪魔が入ったり…
家で働いていると、良くない事が多々あります。
カフェ、コワーキングスペース、たまに公園…
どこでもいいです、たまに外で作業するのは、メンタル的にも効率的にも何かととっても大事。
パジャマ以外で仕事する事も大事。
スーツもたまに着ておいた方がいいです。
メイクもしっかり。

最後に

ママだったり、独身だったり、内向的だったり、外交的だったり、それぞれに異なる環境だったり、色んな働き方があります。

フリーランスを選んだ人に共通してる部分は、責任感が強い事かなと、個人的に思います。
多分これがないと、フリーランスとしては成り立たない気がします。

責任感が強い人こそ心と身体を崩しがちです。
自分をわかってあげられるのは自分しか居ません。
人に言われてからじゃ実は遅かったりして。

何かあったら自分で責任を取らなきゃいけない。
健康でなければ責任も取れません。

事前に準備する事でできることがあります!

これからフリーランスになる方・フリーランスを考えている方の参考になりますように。

ひぶり
ひぶり

最後までお読みいただきありがとうございます!